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年末の御挨拶 (2016)

津崎平匡 (つざき・ひらまさ) が永遠のライバル,35歳・プロの廃人 (独身・以下略) でございます*1
そんなわけで,「逃げるは恥だが役に立つ」(Wikipedia) とはいうものの,もはや私など「生きるも恥だけ役立たず」状態,逃げても逃げずとも,恥だけで何の役にも立たぬという,安定の廃クオリテーぶりを自覚しつつ,年末の御挨拶を申し上げます。
今年の年末も,例によって,COUNTDOWN JAPAN,いや,それ以前から,畳み掛けるように,数々の現場が控えておりまして・・・とうてい「年末に記す」余裕などあるはずもなく,真田も恥もロス直前の 12月17日に書いているものですが,いつ書いたところで,廃クオリテーぶりは変わりませんので,何卒ご了承いただければと存じます。

今年のテンプレ:賢明な読者のみなさまに於かれましては,この時点で,お読みになるのをおやめくださいますよう,お願い申し上げます。今年も 1年,ありがとうございました。何卒,よいお年をお迎えくださりますよう。


さて,今年のトピックスも,思い起こせば数多ある・・・はずなのですが,いかんせん,弊社の働かせぶりが「年中繁忙期」なもので,日々の業務に忙殺され,世の中のトピックスについていけていないというのが,率直な実感であります。ぜんぶ弊社のせいだ*2___( ꒪⌓꒪) ( ꒪⌓꒪) ( ꒪⌓꒪) ( ꒪⌓꒪)
世の中のトピックスについていけない,日々の忙殺の中にも,得るものがあれば,まだいいのですが・・・この忙殺ぶりが,単なる雑用&尻拭い&人が嫌がる的な仕事ばかりで,自らを高めるための勉強にもならず,ただただ,無駄な時間・体力・気力といった,人間としての「資源」の浪費,ことに「健康」を消耗させられているぶん,余計にたちが悪いと言わざるを得ません。この点に関しては,個人的に,過去最悪レベルの年であったと断言します。もっとも,前職において,私には,まったくついていけないハードワークで,1度「休職」沙汰にもなっておりますが,弊社でも「2度目の休職」に至らなかっただけ,救いではありますけども・・・
しかし・・・まあ,私も「仕事は『銭』がすべて」と割り切ってやっておりますゆえ,弊社への文句も,このくらいにしておいて。もとより,激安おちんぎんではありますが。ただ,無駄な人的資源の浪費が続くと,人命にもかかわる,まさに「無駄死にさせられる」という点だけは,いかなる労働環境においても,強く訴えていかねばならないと考えます。と,ここで「第三電通事件」なる事案を思い出しました。あれもまた,「仕事は『銭』がすべて」と割り切ってもなお,無駄な人的資源の浪費で無駄死にさせられた,まことに理不尽で弾劾すべき,悪質な事案であります。「鬼十則」でしたっけ,あんな社訓?は論外と言いたいところ,どこの営利組織 (民営だけとは申しません) でも,明文化こそされておらねど,1つや 2つくらい当てはまっているのではないでしょうか。そして,そこにこそ,日本の組織病理の根深さを感じます。

さて,どうも,近年の日本国家も,自国文化なり民族性のよいところを捨て,悪いところを残し,その上に,外国文化なり民族性の悪いところを取り入れてしまい,必然の結果として,国家体が,どんどん悪い方向へ向かっているような気がしてなりません。具体的に言えば,日本人の「一億総中流的なマインド」を潰しておきつつ,横並びの感覚と圧力,足の引っ張り合いを残したまま,そこに無理やり,外国資本なり格差主義を取り入れてきている,といった流れでしょうか。こんなことをしたって,人間なり国家との関係など,うまくいくはずがないではありませんか。私は別に,排外主義の立場をとるつもりは毛頭ないどころか,むしろ,そういった主義には反対の立場でさえあるのですが,本質的に重要なことは,自分たちの生活なりマインドなりを,自らの手で,悪いほうに引っぱっていかない,あるいは,国内外の「頭のいい人たち」にとって「都合のいいように」引っぱっていかせないように,我々,一人ひとりがよく意識した上で,グローバル社会と向き合っていく。若干大げさな表現ながら,我々のような小市民の生活を守っていくには,これしかないのではないでしょうか。特に,後者はきわめて重要なポイントであると考えます。
もうひとつ,近年,過度な攻撃性をもった人が増えているとの懸念がありますが*3,先に述べた悪い流れから行き着くところの「余裕のなさ」を,こうした攻撃を正当化する理由にしてはならないと考えます。当然に,自戒の念も込めてのことではありますが・・・とりわけ,さまざまな考えなり言動なりといった「人間としての多様性を受け入れる余裕」が失われている状況は,きわめて深刻なものと憂慮しています。しかしここで,真に攻撃すべきは,その「余裕のなさ」を生み出す構図・原因・元凶そのものであって,同じく「余裕のない」状況に置かれている者ではないことを,ゆめゆめ,肝に銘じなければならないと考えます。私も,毎年のように,折に触れて「敵を間違えるな」と申してはいるものの,これが,なかなか受け入れられないものです。

「世の中についていけない」と (言い訳を) 繰り返す中にも,世代交代,否,交代できぬまま,ひとつの時代の終わりを迎えるような象徴も多くありました。とりわけ「SMAP 解散」とか・・・まあ私も,そんなに熱心なわけではありませんけども,もはや「インフラの一部」という感さえあった SMAP が,この挨拶を投稿する 12月31日をもって解散する。出来事が大きすぎて,時代の移り変わりの実感さえ起こらぬものです。その一方で,大原櫻子ちゃんといった,とんでもない超大物 (マルチプレイヤー) が台頭してきている。先日の武道館公演を観て,次世代もまた,確実に育っていっている,育っていない,否,むしろ劣化しているのは,単に「私のアンテナだけ」だという現実を痛感させられることもありました。
そんなわけで,いつの間にか「現場この一年」みたいな話になってしまうのですが・・・さすがに,昨年 (2015年) の「109本」は,やりすぎでした。今年の現場は 77本 (おおむね,昨年比で 7割強) ,ずいぶんと減った印象もありますが,しかしこれでも,平年よりも多い状態が続いており,先に述べた「年中繁忙期」とあいまって,楽しいながらも,疲労感と散財感も相当なもので・・・35歳・ただの虚弱廃人,この先,どのようにして折り合いをつけていくか,そろそろ,真剣に考えねばならぬときがきているように感じます。
12年目にして気づいたのですが,どうも,私の「推し人データベース」には,「登録」する機能しかなく,「削除」する機能をもたない*4ようで・・・そりゃあ,いつかは破綻しますわな。まあ,ここまできたら「破綻したときが廃業のとき」と思うのも悪くない・・・いや,そういう終わりかたは,あんまりよくないな。いずれ,経済的事情や家庭の事情で,やむを得ず・・・というときがくるであろうことは,覚悟はしていますけども,まさに「無駄死に」するようなことは,やめたほうがいいな。そのような (ある意味で「やけっぱち」的な) 幕切れになったところで,推しているほうも,推されているほうも,お互い,いい気はしないでしょうし。

ところで,「現場この一年」最大のトピックとして,いわゆる「転売問題」を避けて通ることはできないでしょう。ついに,NHK が誇る看板番組「クローズアップ現代+ 追跡!チケット高額転売の舞台ウラ」 (No. 3874,2016年10月12日 [水] 放送) でも取り上げられる事態となり,はじめて,同番組に意見を投稿しました。幸か不幸か,取材依頼や番組内で採用される (読み上げられる) ことはありませんでしたが,この場をお借りして,紹介させていただきます。

Q1:音楽や映画・スポーツなどのチケットを、ネットオークションや転売サイトなどで購入した経験がありますか?
A1:ある
Q2:Q1で「ある」と答えた方にうかがいます。購入したチケットは、どんな種類のイベントチケットでしたか?また、定価の「何倍の値段」で購入しましたか?
A2:【イベント種別】 ライヴ・コンサート関連 【定価の何倍か】 0.4倍 (40%) 〜 2.5倍 (250%) ※ 定価の 1倍を上回る金額での購入は,2回のみ
Q3:音楽や映画・スポーツなどのチケットを、ネットオークションや転売サイトなどで売却した経験がありますか?
A3:ある
Q4:Q3で「ある」と答えた方にうかがいます。売却したチケットは、どんな種類のイベントチケットでしたか?また、定価の「何倍の値段」で売却しましたか?
A4:【イベント種別】 ライヴ・コンサート関連 【定価の何倍か】 0.4倍 (40%) 〜 4.6倍 (460%) ※ 定価の 1倍を上回る売却は,ほとんどなし
Q5:音楽や映画・スポーツなどのイベントや、旅行などでの「チケット予約」について、「トラブル」や「困った経験」などはありますか?
A5:ある
Q6:Q5で「ある」と答えた方にうかがいます。具体的な「エピソード」や、「改善してほしい点」などをお書きください。
A6:以下,もっぱら,ライヴ・コンサート関連のイベント事情しか存じ上げない前提で述べます。 【エピソード】 動員が見込まれる人数に対して,明らかに,会場の収容人数が少ないイベントが散見されます。当然に,チケットの入手は困難であり,また,転売業者の格好の餌食となっているのが現状です。年間 70本ほど,こうしたイベントに足を運ぶ者として,チケットそのものが,一種の「金融商品」と化している現実に困っています。 【改善してほしい点】 現状の仕組みにあって,転売主に転売をやめるよう求めても,はっきり言って「無駄」です。それ以前に,興行主側に「適切な需給バランスの見極め」「適切な価格設定」「本人確認等の強化」「興行主自身による 2次流通の構築」を求めます。特に「どのような座席,どのような整理番号でも,一律の価格で販売する」という慣習は,観客の側からすれば,著しく不公平な問題であり,自ら,チケットを「金融商品」化させていると言われても,仕方がないのではないでしょうか。時に,制作費の都合や (イベントで稼ぐという) 業界環境の変化への理解を求める意見もみられますが,それらを,一観客に求められたとしても,はっきり言って,そのようなことは「どうでもいい」のです。もっぱら「観たいものを観たいだけ」なのですから。どうしても,需給のバランスが釣り合わない (主に,供給が少なくて問題になる) イベントを開催したいのであれば,いっそ「完全招待制+完全本人限定制」にするべきであると考えます。
Q7:チケットの転売については、功罪、さまざまな点が指摘されていますが、あなたはどう思いますか?考えをお書きください。
A7:転売の功罪については,まさしく (功) 「行けなくなった人の救済」, (罪) 「不適切な需給バランスによる金融商品化」に尽きるでしょう。要望については,前項 (Q6) に記した通りですが,対策として「転売不可・本人限定参加」にのみ頼る仕組みに傾くというのも問題です。どのような人気イベントでも,参加率・100% はありえないのですから,「興行主による」2次流通によって救済される制度を整えていくべきです。そして,番組の制作にあっては,今回の問題は,今に始まったことではなく,興行の歴史に,必ずついて回ってくる問題であることを,十分に強調すべきであると考えます。大手転売会社が,たまたま「目立つ」行為をしただけであって,これは決して,一過性の問題ではありません。もっと厳しいことをいえば,「これまでの興行主の『怠慢のツケ』が回ってきただけ」の事態であると,私は断言します。そして,「転売NO」等に代表される意見について,一見すると賛同できるようで,イベントに数多く通う人ほど,興行側に厳しい意見も多いということも,指
摘しておきたいと思います。これを機会に,業界が真剣に対策に取り組まれることを,切に願います。 
Q8:今回のテーマに関して、ご意見などございましたら、お書きください。
A8:取材依頼があれば,拝受致します。もっとも,私とて,ただの一観客としての意見でしかありませんが,一般の観客に取材される構成になるにしても,「転売NO」一辺倒に偏らないような番組構成を望みます。放送当日は,万障繰り合わせの上,必ず拝見します。期待しています。
Q9:このアンケートをもとに、もしメールや電話で取材をさせていただくとしたら、ご協力いただけますか?
A9:協力する
(以上,すべて「事実と本音に基づく意見」として投稿しました。文面についても,投稿当時のまま,一切改変しておりません)

今にして振り返れば,番組的には,取り上げられにくい意見だろうなあ・・・と思いつつ,厳しい現状をよく認識していただいて,現実的な提案として,最低限,このくらいは取り組んでほしいとの思いから,あえて書かせていただいたものです。取り上げられにくいという自覚はあれど,この思い自体は,今でも,まったく変わっていません。少々,筆が足りなかったとすれば,「興行主が,マジメに (このくらいの値段と動員になるだろうという) 値付け ないしは 動員の算段をしないがために,興行主以外の第三者の懐が潤ってしまうという,本末転倒な事態になっている」ということを,よく認識していただいて・・・ということでしょうか。要するに「『敵に塩を送る』ような怠慢は,もうやめよう」ということです。なお,さすがに (意見広告まで出した手前か) いくつか改善もみられていますので,今後も (お得意の) 注視していきたいと思ってはいます。

「現場この一年」は,毎年 (ありがたいことに) 盛況ながらも,今年はもう一つ,盛況なトピックがありました。それは「キャプ画実況」です。

   ・・・ ・・・ ・・・

いや,盛況というより,むしろ 「 日 々 の 生 活 の 足 か せ 」 にさえなっているんですg #粛清されました
以前から,関連設備はあったものの,ふとしたことから (マジメに?) 立ち上げてみたくなり,今年の5月に立ち上げてからというもの・・・いや〜〜〜・・・いつものテレビが,楽しい楽しい。現場が減っても苦にならない程度に,楽しい楽しい (しろめ
キャプ画があろうとなかろうと,あいかわらずの「公共放送三昧」ではありますが,ことに「Eテレ」が,あんなにも楽しいものだったとは (「きょうの料理」の面白さには,薄々,気がついてはいましたけどね(ドヤァ) 。キャプ画と Twitter が切り開いた,あたらしい境地です。もっとも,度が過ぎて,民放にまで手を広げたあげく,「逃げ恥」 (逃げるは恥だが役に立つ; 少なくとも,この原稿を書いている時点では,あと 2回ほど番組が残っています) にまでハマったあげく,35歳にして「恥活」なる,痛々しいキャプ画実況まではじめてしまい・・・まあ・・・困ったものです。母さん婆さんごめんなさい ( ) ( ) ( )
ただ,幸か不幸か,私も飽きっぽい,もとい,いい加減なもので。いわゆる「■■ロス」というものがないんですよねえ・・・この原稿を書いている翌日 (12月18日) には「真田丸」が,さらに,12月20日には「逃げ恥」が,それぞれ最終回を迎え,この原稿を投稿するころ (12月31日) には,両者のロスにて年を越せない,いわば「真田恥ロス難民」が続出しているものと思われますが・・・12月22日から,現場三昧で「ロス難民」どころではない私に,死角はなかっt #再粛清されました
しかし,これもまた,悪いことばかりではありませんで・・・いや,そりゃあ,熱心な方々からすれば,私のような者ほど,ライトでミーハーで,ただただ邪魔な存在であることくらい,当の私自身,百も承知の認識ではいるのですが,しかしそれでも,あえて申し上げたい。ライトでミーハーで邪魔なくらい,薄っぺらい「好き」というのも,「ロスしない」という点において,悪くないよと。
考えてみれば,「■■一筋」「■■命」という姿勢は,その人が輝いて生きる価値を見いだせる,きわめて尊いものであるとともに,それを失ったときの喪失感と,常に隣り合わせの「諸刃の剣」。とても,私のような素人にできるものではありませんし,おすすめされる (間違っても「おすすめできる」とは言わない) ようなものではありません。無論,いくつもの「■■命」をもてるだけのキャパシティがあるに越したことはないのですが,私には,現実に,どうしたってできないものですから。私のキャパシティで,できる範囲でとなると,とれる方法は「薄く広く」が唯一であり,かつ,これ以上の最適解が存在し得ないのです。ここばかりは,他人に理解されようと理解されまいと,いかようなる訝り (いぶかり) やお叱りをいただこうとも,はっきり言って「どうすることもできない」,否,それ以前に,そのようなことは「どうでもいい」のです。
少々,話がそれてしまいましたが,キャプ画にしても,動画にしても,まだまだ手探りの状態で,ことに動画に関しては,品質の追求が甘いことしきりではありますが・・・いずれにしても,プロの実況家にはなれないのですから。そんなことより,「 日 々 の 生 活 の 足 か せ (2回目) 」 にならない程度に,適当に楽しんでまいる所存であります。




推しにしても,実況にしても,万事「集中困難で中途半端を極める」,それが,私ならではの利点であり,弱点でもある。利点よりも弱点のほうが多いことなど,今さら言うまでもありませんが,この事実が変わる可能性は,来年以降も,まずありませぬゆえ・・・そんな私でも,よろしければ,今後とも「プロの廃人」をご愛顧くだされば幸いです。

――― 35歳・プロの廃人の御挨拶は,以上でございます。
みなさま,どうか,よいお年をお迎えくださりますよう。

*1:・・・しかし,この「自称・プロの廃人」には,森山みくりのような恋人どころか,家事代行サービスを使えるだけの経済力さえなかった。この時点で,津崎平匡を「ライバル」などと呼ぶには,ほど遠いありさまであるという厳しい現実を知ることになるが,それは,「逃げ恥」の最終回を終えてからの話である。

*2:時間外勤務時間 および 休日出勤回数のいずれも,弊社入社以来,観測史上最高を大幅に更新しました。全額手当がつく立場なだけ,まだ,マシといえばマシなのかもしれませんが・・・

*3:あくまで「肌感覚」であって,客観的なデータに基づくものではありません。むしろ,昔のほうが,過度な攻撃性をもった人も,実際の事件・事案も多かったかもしれませんが,高々「挨拶」程度の本稿で,そこまで深入りしません。

*4:幸い「更新」という機能はあるようですが,何年も「更新」していないと,Alert が届くという仕様になっておりまして (つд⊂) (つд⊂)